2014年10月14日火曜日

中部銀次郎のグリーン周り

プロも唸った
伝説のアマチュアが
やさしく寄せる

アプローチの極意を伝授




“目玉にしない技術”


「あの目玉さえなければ、久々の90切りだったのに」
『目玉にしない技術がたりなかったですね』



「ハァ??目玉の打ち方じゃなくて、目玉にしない技術・・・?!
『そうです、あのパー5、ティショットもセカンドもまずまずで、残り80ヤードくらいでしたね』
「ハイ!ライもまっ平らのフェアウェイオンさえすれば、楽勝のパー!ベタピンに寄せてバーディも狙える嬉しい状況だったです」





『ただしピン位置はフロントエッジ近く、さらにグリーン手前には深いバンカーでしたね』
「そうなんですけどPWで打つとオンしても奥めで下りのパットを残すかも・・・」
「それにせっかくのチャンス、やっぱりピタンと寄せたいでしょ!」



『そこであなたはPWを捨て、SWを手にしたというわけですね』
「ハイ、SWのフルショットなかなかのナイスショット!」
「理想的に舞い上がって、ピン筋に舞い降りて・・・」
「あーっ!」



「そう残念ながら距離がほんのちょっぴり不足でした」
「ほぼ垂直にバンカーに落下して目玉になった」
「そ・・・こから蟻地獄が始まって大叩きが」



『のこり80ヤードの地点でPWを持つ決断さえできれば、避けられるトラブルでしたね』



「でもプロはピンが手前でもギリギリを狙って攻めのゴルフをするじゃないですか」



『プロのゴルフはハイリスクハイリターンのゴルフ、ショットの精度が高いからこそ万一トラブルにつかまっても、それを凌ぎきる技術を持っているからこそ彼らはそういう選択をしているのです』



『しかしアマチュアは危ない橋を渡るべきではない、というのが私の持論です』



『少しでも目玉の危険性があるならば、クラブ選びで事前にリスクを回避する』
『そういう冷静な判断力と決断力こそがアマチュアにもっとも求められている技術のひとつだと思いませんか?』
中部銀次郎

(><)
こういう文章を読んでみると、
「そんなこと知っているよ」
「そこまで考えてゴルフするの?」
「わかっているけどできないよ」



と思ってしまいがちでしょう。思ってしばえば進歩はしない。
しかし、このような細かな注意が自然にできるようにならなければ、80を常に切るゴルフはできないのだと私は思います。



せっかく中部銀次郎さんが残してくれている言葉に出会っているのだから、時間をかけて一つ一つ身につけ、目をつむってもできるようになりたいと思いながら読んでいます。
ki銀次郎

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