2014年10月23日木曜日

井上誠一のコース設計論と攻略ルート

――コース設計の心得――
私は日本の美しい自然の中でのゴルフ場設計の仕事に誇りを持っている。
この一生涯の仕事が安易な妥協で無になってしまう。


「井上のコースはこの程度か・・・・・。」と言われる。
そう評価されない為にも自分自身で常に納得のゆく仕事を厳選してきた。
井上誠一





第一章

“インコースの考え方”

そして。インの最初、10番ホールだが、これは、1番に始まり、
18番で終わるという考えの上からは10番で特別な考えをする必要はないわけだ。



しかし10番も1番と同じ考え方がされている今日では、1番と同じような感じのホールになってくるわけだ。



戦前のコースを見ると10番ホールにパー3というのが見られる。
これはただ、9番の次のホールということであって、スタートではないとういう考えがあったからだ。



例えば、霞が関CCの東コース10番だが、あの地形的条件が
パー3として最高のものがあり、最近のような10番がスタートということがなかったので見事なパー3ホールになっている。



最近のように10番をスタートと考える時に、パー3を置いたのではスタートがスムースにいかないので敬遠されがちだ、ただ、地形的にパー3ホール向きである場合は、どちらを生かすかが問題となるが、これは設計者が判断を下す。
井上誠一

(><)
名前は忘れてしまったが、以前プレーしたゴルフ場で10番ホールがパー3だったゴルフ場を記憶している。
そのときはこういう理屈がわからなかったので、10番ホールがいきなりパー3なんて、安っぽいゴルフ場だな~と思いながらプレーしたことがありました。

ki銀次郎

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