2015年11月2日月曜日

◆樋口久子 PONTA レディス(2015.10月30日~11月1日 埼玉県武蔵丘GC)

優勝は今期2勝目、渡辺綾香選手でした。
今大会は見どころがたくさんあったような気がします。
 

2日目の最終組は、全員がマンデーから勝ち進んできた3人でした。畑丘奈紗(アマ)保坂真由、武尾咲希。
結果は、畑丘奈紗(7位T)保坂真由(16位T)、武尾咲希(36位T)。
プロゴルファーであっても、マンデーから勝ち進む困難さは計り知れないものがあります。

 前人未踏の記録樹立はならなかったが、母・

最終日最終組は、茂木宏美(38歳)、渡辺彩香(22歳)、畑岡奈紗(16歳)、10.20.30代の3選手でした。


渡辺は女子プロ屈指の飛ばし屋、一方の茂木はウッドを6本、アイアンは6番からというスティディなママさん選手。
そしてアマチュアの畑岡奈紗は11歳でゴルフを始め、たった5年で今に至っている。そんな3選手の戦いにとても興味深いものがありました。

16番ホールのティショットではアマチュアの畑岡奈紗(16歳)は渡辺彩香をアウトドライブしてみせました。
畑岡奈紗(16歳)は、18番ホールのティショットでも渡辺彩香プロを30センチアウトドライブして見せました。
マグレではないことの証明ではないでしょうか。

飛ばし屋2人に囲まれてプレーした茂木は、パー5は毎回3打目でグリーンを狙うことになりましたが、3打目をきっちりピンハイにつけてのバーディは見事なものでした。


畑岡奈紗(16歳)茂木宏美はスコアを崩し渡辺綾香にしてみれば、最終ホールは余裕で迎えられたのではないでしょうか。
 

その最終ホール、バーディトライをタップインの距離にした茂木宏美は「奈紗ちゃんお先に」と声をかけてホールアウトしました。
決して渡辺と畑岡のラインには影響ないにもかかわらず、ラインをまたがないで一旦後ろにさがり、遠回りをしてカップの反対側へ移動してボールをピックアップしている茂木宏美の所作に関心させられました。


ちなみに畑岡奈紗の「奈紗」という名前は、世界に羽ばたいてほしいという父の願いがこもっていて、アメリカ航空宇宙局(NASA)を名前につけたそうです。

【コーチ目線】
女子プロツアー終盤、ほとんどの選手は疲れが見えてきます。
今大会の渡辺綾香の優勝は、オフのトレーニングの成果ではないでしょうか。


オフのトレーニングで渡辺は、累計200kmのランニングを積んでシーズンインしたそうです。
「練習はウソをつかない!」この言葉通りではないでしょうか。
やったことは必ず体に宿り、怠けてしまえば技術や体力は体から離れていくものですね。

優勝インタビューで「16番、18番ホールのティショットは畑岡選手に負けていましたが?」という質問に、渡辺は「まだまだ自分ンも足りないところがあります」と謙虚に答えていたが、そうとう悔しいだろうと思います。

ki銀次郎

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