2016年5月13日金曜日

18歳の回天特攻隊員の遺書


お母さん。
私は後3時間で祖国のために散って行きます。

胸は日本晴れ。
本当ですよお母さん。少しも怖くない。
しかしね。

時間があったので考えてみましたら少し寂しくなってきました。
それは、今日私が戦死した通知が届く。
お父さんは男だからわかっていただけると思います。

が、お母さん。
お母さんは女だから、優しいから涙が出るのではありませんか?
弟や妹たちもお兄ちゃんが死んだと言って寂しく思うでしょうね。

お母さん。
こんなことを考えてみましたら私も人の子。やはり寂しい。

しかし、お母さん。
考えて見て下さい。私が特攻隊で行かなければどうなると思いますか?

戦争は、この日本本土まで迫ってこの世の中で一番好きだった
お母さんが死なれるから私が行くのですよ。

お母さん。
私が特攻隊で行かなければ、年を取られたお父さんまで銃を取るようになりますよ。

だからね。お母さん。
今日、私が戦死したからといってどうか涙だけは耐えて下さいね。

でも、やっぱりだめだろうな。
お母さんは優しい人だったから

お母さん。
私はどんな敵だって怖くありません。
私が一番怖いのはお母さんの涙です。




(><)
上記の文章を読んでいたら、死を目前にした人は優しさをこんな風に言葉にできるのですね。


この時代に生きていたら、また最近おきた熊本県の大地震で家や家族を失ったりしたと思ったら、日々の生活で感じる嫌な出来事など比較にならないのに・・・・・


しかし、上手く逃がせない自分がいたり、凹んでしまう自分がいる。その度に自分を情けなく思ってしまいます。
「苦しいときは心が育つ」と言われていますが、本当なのだろうか?


もっともっと強くなりたい。もっともっと優しい人間になりたいといつも思ってしまいます。

ki銀次郎

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