2016年5月13日金曜日

ピーターたちのゴルフマナー(鈴木康之)

サー・マイケル・ボナラック
ゴルフ本来の姿を楽しむためには、マナーと礼儀をわきまえることが大切。


夏坂健
ゴルフは自分の性格が最悪の形で露呈されるゲームだけに、
まず求められるのが礼儀作法の数々。



気づかないうちに困ったプレーヤーになっていませんか?

これがゴルフマナーの世界基準です。



第5章 人間関係
~正直と自律~

◆日常から甘い処理、ルーズな行いを戒めよ

怖いのは次のようなケースである。
自分しかいない林の中、木の根元にくっついていて打てないボール、たった5センチずらせば打ち出せる。


競技会ではないし、ベットの関係もない、同伴競技者は親しい仲間たちだ、5センチずらしたからといってグリーンを狙えるわけではなく、どっちみちパーは絶望的、アンプレヤブルにしてドロップしてもまたほかの根元にくっつきそうだし、進行が遅くなる、などといったケース。


まあいいじゃないか、という判断のほうが自然に思える。しかし、よくはない。


甘さ、ルーズさに慣れていくと、そのうちにそれが当たり前のことになっていく。感覚麻痺の怖さである。


ゴルフ規則には、どうにも打てない場合を救うためのルールがちゃんと用意されている。ゴルフルールは罰するためのルールではなく、ミスや不運による窮地から救済するためのルールなのである。


打ちようがないならアンプレヤブルを宣言、マークしてピックアップ、ピンに近づかないようにドロップし、打てないボールを打てるライに移すことができる(ゴルフ規則28‐a)。代償はたった1打の罰でよい。


自分だけの勝手なルールを実行すると、ゴルフはゴルフでなくなる。


人と同じ決めごとでプレーし、スコアを数えないと、申告するスコアには悔しさも嬉しさも宿らない。


たとえば、ラフでアドレスしたらボールが1センチほど動いた、バンカーで慎重にセットアップしようとしていてソールが砂にさわった、などのような場合。ルールはルールである。


ルールどおりジャッジするのは自分以外にいない。


誰のための申告か、他のプレーヤーのものではなく、あなた自身のためのものである。


人が見ていなかったのに勇気ある申告であるとか、美しい行為であるとか、ほめられるためにするものでもない。
当然のことをするまでである。
鈴木康之

(><)
当たり前のことを当たり前にできる人のほうが少ないのが現実です。ゴルフに限ったことではなくて、仕事や生活上のルールも同様ではないでしょうか?


小さなルールを守らないクセをつけてしまうと、やがて大きな間違いを起こすクセに変身してしまうということでしょう。
ki銀次郎

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