2016年5月24日火曜日

図解 ゴルフ百講 赤星四郎(校閲)長濱松二(著)

ボビー・ジョーンズが年間グランドスラムを達成した翌年、1931年に発売された日本初の本格レッスン書。
85年経った今も、その教えはゴルファーの心に響く



◆単打に対する足の位置

パットも、ショートチップ(Short chip)も、ランアップショット(Run up shot 注・ランニングアプローチ)も皆一様に、先ず大地に両足の足場を確実にし、大部分の体重を左に置かなければならない。


即ちショートチップもランアップもパットと同様にプレーせよと言うのである。唯高い球を打とうとする場合は、ロフテッドアイアン(Lofted iron)を用いて、パター代りの気持ちで打てばよい。


しかし、チップでも、ランアップショットでも、少し距離を出さねばならない場合、或は、グリーンに向かって、その前に、ハザード(Hazard)が横たわっている時の、ショートピッチ(Short pitch)等はピボットショット(Pivot shot)をする人が多いようである。


下図サラゼンのフォームは、ショートピッチ(Short pitch)の場合を示したものである。ミンチ(Frank Minsch サクラメントの職業選手)のは、ショートピッチ(Short pitch)に対するものを、示したもので、ミンチの如き、チップに対しては、バックスウィングに一定の限度を施していて、足場を確実にし、決して、身体を回さない様にしている。





サラゼンがピッチに対して、ピボットショットをするのは、距離を確実にするためであって、必ず、その一打に身体の重みを掛けている。(彼はパットからドライブに至るに従って、その身体の重みを、段々多く加えて行く)。

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