2016年6月29日水曜日

◆チャンスは二度来る!

「一度逃げてしまったことに挑戦するチャンスは、また必ず訪れます。その時にもう一度頑張ればいい」


中学生のときはお遊びの軟式野球部だった。
高校に入学したら、敷居の高さも知らずに東京都内でトップレベルの硬式野球部に入部した。部員の多さ、競争の激しさに驚くばかりだった。
120名いる一年生を篩にかけるかのように毎日の練習はとても厳しいものだった。



1学期を終え夏休みに入り、炎天下の多摩川グラウンドで一日中練習する日々が始まった。私は練習についていく気力を失い止む無く退部していまいました。

心の中には後悔と悔しさと情けなさがぐちゃぐちゃに入り混じっていたことを覚えています。

年が明けて2月になろうとしていたときの下校時、校門の前で偶然会った野球部の秋元監督。
「まっすぐ家に帰って楽しいのか?野球部へ戻ってこい!」


この言葉が私の人生を変えたひと言になりました。

野球をやっていてほしいと願っていた父の思いもあり、私は3学期から再度野球部に入部させてもらいました。

肉体的にも、精神的にも一番厳しい一年生の冬季練習時期に退部していて、再入部したことへの反発もあって、同級生にはほぼ無視をされる状態が続きました。しかしそこは皆スポーツマン。時間が経つにつれ受け入れてくれました。


私の心の中に「このチャンスを逃がしてはダメだ」という必死な気持ちが芽生えていました。2年生の秋の新チームでは6番レフトのポジションをもらいました。




大学へ入学したときは、野球に見切りをつけて未経験ながらアメリカンフットボール部に推薦入学させていただきました。
身長184cm 体重は68kgしかなく、ぶつかり稽古は同級生はおろか当然ながら先輩に勝てるはずもない。


私はどうしても目の前の先輩に勝ちたかった。疲れさせようが何をしようが手段を選ばず勝ちたかった。
何回ぶつかっても負ける私は気がつくと「先輩もう一本お願いします!」というのが口癖になっていました。何とか先輩に勝ちたかった。だから「もう一本お願いします」が口癖だった。


改めて考えると、「もう一本お願いします」は限られた練習時間の中で、人よりも自分の練習時間を確保する常套手段だと今になって感じています。

しかも続けてぶつかることができるから自分の体にもたらす効果はきっと大きいものになったんだと思います。
すべては小さいことの積み重ね。私はそう信じて疑いません。いくらやっても全然うまくならないゴルフの練習も続けられるのかも知れません。

辛抱した木に花が咲く  きっといつか花を咲かせてみようと思っています。

ki銀次郎

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