2016年6月8日水曜日

図解 ゴルフ百講 赤星四郎(校閲)長濱松二(著)

ボビー・ジョーンズが年間グランドスラムを達成した翌年、1931年に発売された日本初の本格レッスン書。
85年経った今も、その教えはゴルファーの心に響く




◆ヘイゲンの頭と眼

カークウッド(Kirkwood)(註一)の如きトリックゴルファー(Trick golfer)は、よく球も見ずに出鱈目な打ち方をするが、これは我等に取って決して、真似てはならぬ事柄である。


すべてのスターは頭を垂れて両眼で、ボールを注視するか或は左か右の中、何れかの一眼でこれを注視する。


近頃のスターが採用している方法はほとんど後者に傾いている様だが。それは両眼の内、何れか良い方の眼で見る方が良結果を持ち来し得るからだと言うのである。



ヘイゲンの如き、バックスウィングと同時に頭を右に回す人は、左眼だけで自分が打とうと思う点を注視している。


ウイリー・ハンター(Willie Hunter)(註二)は、自分が打とうと思う点を完全に熱視していなければ、立派なショットは出ないと言っているが、事実、我等の視神経は筋肉に伝わって行動される事を思えば、この言葉、味わう可きだと思う。


【註一】
ジョセフ・カークウッド(Joseph Kirkwood)は、1896年オーストラリア生まれで、1930年日本にも来朝し、曲芸的ゴルフは世界一であるが、米国オープンには1923年に第四位を占めたことがあるのみで、大競技会には、常に不成績である。

【註二】
ウイリー・ハンター(Willie Hunter)は、1921年英国アマチュア選手権を獲得し、その後職業選手になって、今、加州モンテベロで、ゴルフ倶楽部を管理している人。

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これを実行すれば、3Wや5Wも女子プロみたいにクリーンに打てるようになるだろうか?練習場でやってみようかな。

ki銀次郎

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