2014年4月18日金曜日

“中部銀次郎の攻め方、狙い方”

キャディさんにおんぶに抱っこではなく
自分の推理力と判断力を総動員して
コース設計者と対話する。

そうすればゴルフはさらに楽しく、味わい深くなる。(中部銀次郎)



“ゴルフで一番恐ろしいこと”

ゴルフで一番恐ろしいこと、それはミスショットではない。
ミスショットのあとの心の乱れ、精神的ダメージのほうがずっと恐ろしいと中部銀次郎はいう。



『ミスショットのあとは精神状態がアブノーマルになっています』
『カッとしたり、落ち込んだり、様々な心の波がいっせいに沸き起こり、渦を巻いたような状態になっています』



中部銀次郎のような名手でさえ、一試合に何度かはミスショットが出た。
そんな時どうやって心を立て直したのだろうか?



『忘れろとか、気持ちを切りかえろ、なんていう人がいます。でも忘れられますか?』



『なのに一刻も早くミスを取り返そうと躍起になる
『気がつくと、途方もない大叩きになってしまうんです』



中部銀次郎はどの試合に臨む時も“72プラスマイナス2”ぐらいだろうなと予想する。
予想はその辺りだが中部自身の設定は72プラス2すなわち74まではOKとする気持ちでスタートしたという。



『ゴルフに“松竹梅”があるとすれば、“松”を目標設定するのではなく“梅”で良しと思い定めるんです』
『そうしておけばたとえば出だしのティショットで林に入っても、慌てず騒がずゆとりをもってセカンドショットに臨めるんです』



そんなに簡単に気持ちが切りかわったりするものでしょうか?



『忘れるのは不可能、切りかえるのも無理だとすると・・・私はミスを許容することにしています!』



『具体的にいうとたとえば目標スコア』



するとアベレージクラスの場合は・・・?



『90プラスマイナスぐらいを予想しているゴルファーなら、“90プラス5”をラウンドしてみたらどうでしょう?』



『“松”を望まず、いつも心にゆとりを持つ
『ミスをしても柔らかくやり過ごす。その結果、心とスコアが復元してくる』



中部銀次郎は一見謙虚で控えめで消極的のようでいて、実は最もしたたかな欲張りだったのかもしれない。
中部銀次郎

0 件のコメント:

コメントを投稿