“中部銀次郎の攻め方、狙い方”

キャディさんにおんぶに抱っこではなく

自分の推理力と判断力を総動員して

コース設計者と対話する。

そうすればゴルフはさらに楽しく、味わい深くなる。（中部銀次郎）

“ミスをもっと悔しがれ”

「なにやってんだろ！一番得意の７番アイアンなのに！それもこんな平なライなのに。ミスショットしても淡々と･･･っていうのが中部イズムでしたよね？」

『それは誤解です』

「えっ！？ミスしたらもっと悔しがれですって！？」

『はい、自分の不甲斐なさに腹をたてるのは決して悪いことではありません』

「でも中部さんはそんなそぶりをこれっぽっちも見せないじゃないですか」

『それは悔しがり方の問題です』

「分からない･････」

「あれっ中部さん、お風呂に入らないんですか？」

『私はちょっと･･･』

「中部さんがドライビングレンジで練習している！今日唯一ミスミスしたフェアウェイウッドを･･･それを何カゴ何カゴも打ち続けている、ただひたすらに打ち続けている」

「中部さんの悔しがり方ってああいうことだったんですか？」

『その場で起こってしまったことに腹を立てても仕方がありません。だからラウンド中に大声を出したりはしません』

『ただその悔しさはラウンド直後の練習にぶつけます』

『そうしないとミスはただのミスで終わってしまいます。次のラウンドまでの宿題を積み残したまま、それではいつまでたっても上達しませんから』