2016年2月25日木曜日

ピーターたちのゴルフマナー(鈴木康之)

サー・マイケル・ボナラック
ゴルフ本来の姿を楽しむためには、マナーと礼儀をわきまえることが大切。


夏坂健
ゴルフは自分の性格が最悪の形で露呈されるゲームだけに、
まず求められるのが礼儀作法の数々。



気づかないうちに困ったプレーヤーになっていませんか?
これがゴルフマナーの世界基準です。



第5章 人間関係


PLAY FAST
~白洲次郎~

自筆文字でTシャツにプリントした言葉。「速くプレーせよ」だが、この人の言葉だから「さっさと打て!」のニュアンスになる。


ひとりのスロープレーは、その迷惑が後続の組に延々と伝わる。後続の組がきていないときでも、同伴競技者のテンポを乱す。
さっさと打たないと、待っているボールも怒ってつむじを曲げる。


白洲次郎(1902~1985年)
宰相吉田茂とともに民主国家日本の1ページ目にその功績を記される人である。


身だしなみも英語もゴルフもケンブリッジ仕込み。晩年を新軽井沢CC(現軽井沢GC)の理事長として君臨。
無作法は容赦なく叱責した。


T総理やN総理に勝手なプレーを許さなかった逸話は有名。
日本のゴルフ史に快哉を残した。

~ゴルフ場の中はひとつの共同社会~
パブリックのコースであれ、メンバー制のゴルフクラブであれ、ゴルフ場はゴルフを楽しもうという共通の目的をもつ人たちが集う社会、いわば仲間社会である。同伴競技者はもちろん、前後の組のプレーヤー、ときには隣のホールのプレーヤー、ハウスの中や練習場で隣り合う人、すれ違う人、みんな同好の仲間なのである。ほかにもフロント、ロッカールーム、キャディマスター室、茶店、食道、浴室などはコース側の人に会う。


コース上ではマーシャル、コース管理の人、雑草取りの人たちとすれ違う。ここでのすべてのふれ合いは出合いの挨拶をはじめ、ゴルフの精神のっとったフレンドシップが通うものでなければならない。


ゴルフ場は一般の社会と同じで、さまざまな人たちがいる社会である。老若男女、身体的強者弱者、出自、身分、地位、人間観、政治や宗教上の価値観など、人ひとりずつ違っている。


その違いを超えて、共通の目的を楽しもうというところが肝心で、だからこそ、ゴルファー一人一人にゴルフ場社会人としての良識と人格と、それを表す行動力が求められる。


ゴルファーたるもの、プレーが楽しくスマートにできるのと同じように、これらゴルフ場の中の人々との付き合いもまた楽しくスマートにできる社交能力をもっていなければならない。
鈴木康之

(><)
白洲次郎さん、憧れます。格好もお洒落だけれど、生き様でポルシェという車が似合ってしまう男は他にいないのではないでしょうか。スマートで爽やかでマナーのいい大人になりたいものですね。

ki銀次郎

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