2014年1月14日火曜日

ハーヴィー・ペニック(レッド・ブック)


専門的な知識を持っているのはただのマニア。
“コーチ”とは決して同じことを教えず、
教えたことを再現できる人間を育てるのがコーチといえる人。
世界一のコーチ!それはハーヴィー・ペニック。


ある男の子の両親が誇らしげに私のところへやってきて、
「たった今、うちの小さな息子が初めてバーディをとったのですよ」
と告げにきた親がいます。

私は
『それは素晴らしい』と一緒に喜んだあと、
『バーディとなった最後のパットはどれくらいの距離だったのかね』
と尋ねました。

するとその両親は、
「パットはほんの2フィートの長さだったし、初めてのバーディをとらせてあげたかったので、息子のパットをOKにしました」と言うのです。

『残念ですが』と私は言いました。
『それではまだ息子さんは初めてのバーディをとれたことにはなりませんね』。

『その子供はバーディパットを沈めなかっただけでなく、現実と向き合うことを知らぬまま、カップから2フィートのパットなら打たなくても打ったことにできるのだということをしっかり頭の中に刻み込んでしまったのです』

『やがてOKのない高いゴルフのレベルに達した時、この子供には短いパットに対する不安感が芽生え、一生悩まされることになるかもしれません』
ハーヴィー・ペニック


(>_<)
私はこの文章を読んでいらい、どんな短いパットも打つように心掛けています。
OKパットが1つでもあれば、それはベストスコアと呼べなくなるからです。

ゴルフは不思議です。
もし、最終ホール、8mもの長いバーディパットを入れたらベストスコア更新という場面で、「OK」といわれて嬉しいでしょうか?
2cmのパットをプロでも外すのがゴルフ。
カップにボールを入れるまでがゴルフ。


私は今日、この日、この友と、この場所で、たった20cmのパットを打てる喜びを噛みしめるようにしています。
パットは短ければ短いほど、そのパットを打たせてもらえることに感謝すべきではないでしょうか。
ki銀次郎

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