2014年7月8日火曜日

【アルゼンチンのプロゴルファー、ロベルト・デ・ビンセンツォの話】

あるトーナメントで優勝し、賞金の小切手を受け取って帰る準備をしていた。
彼が一人で駐車場に向かっていると、一人の女性が彼に話しかけてきた。


彼女は彼の勝利を称えた後、自分の子供は重い病気にかかっているが、お金がないために医者に見せることもできないのだと彼に伝えた。



それを聞いて哀れに思ったビンセンツォは
「これが子供のために役立てば良いのだけど」
といって、獲得したばかりの賞金の小切手を彼女に握らせた。



翌週彼がカントリークラブで食事をしていると、
テーブルにゴルフ協会の職員がやって来た。



「先週、駐車場にいたやつらが君がトーナメントで勝った後、そこで若い女性に会っていたといっていたが・・・」
ビンセンツォはうなずいた。



「実は」と職員は続けた。
「彼女は詐欺師なんだ。病気の赤ん坊なんていないんだ。結婚すらしていないんだよ。君はだまされたんだ」



『じゃあ、死に掛けている赤ん坊なんていないのか?』

「そのとおりだ」

すると、ビンセンツォは笑いながらこう言った。

『そうか。そいつは今週で一番の良い知らせだ』

(><)
詐欺にあっても、
死にかけてる赤ん坊がいないということを一番の良い知らせだと言葉に出せる人間になってみたいですね。
器がでかいというか、何というか・・・・・

ki銀次郎

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