2014年2月20日木曜日

ゴルファーは、開眼、閉眼、また開眼

技術は、簡単に上達しない。
でも、心の持ちようは一言で変わる!
心の強いゴルファーになれる!

(鈴木康之)



『その人の本性を見抜く方法はゴルフをしてみることだ』
~ピター・G・ウッドハウス~


ゴルフコースでは自分もハザードに取っ捕まります。
格別育ちが良くて根っこからの紳士淑女ではない、普通の私たちの場合、油断していると、平静を忘れ、すぐに地が出て、悪い子になり、悪い顔が出ます。


そこで古来よく言われるのが表題のようなゴルフゲームの特長です。


本性が丸裸になるだけならともかく、スキを見せると、付け込んでくるのが悪魔の囁き。
「誰も見てないよ、ズルしたって誰に迷惑かけるわけじゃないし」
と。


ウッドハウスの短編小説集『ゴルフ人生』にその話が出てきます。
会社の出納責任者の後任を誰にすべきか困っているアレグザンダーに「私」が即答します。


「いっしょにゴルフをしてみることだよ。本性がすぐに現れるのを見る方法は他にはないね。私は長年ある弁護士を雇っていたが、ある日、彼が(バンカーの、筆者註)足跡に入ったボールを蹴っとばすのを見た。翌朝、私は実務関係のことを彼から取り上げてしまった。彼はまだ信託資金の持ち逃げをしていないけれども、彼はいやらしい目つきをしているし、これは時間の問題だと私は確信しているね」


そして、人の目のないところでもあるがままにボールを打つ男こそ忠実に仕事する人物だ、と。


「自分を見ているのは神だけしかいないと知りながら、一人でラフの中へ入って行って、あるがままの状態でボールを打とうとする男こそ、忠実に立派に役立ってくれる人物だよ。自分の打ったパットがけしからん虫の糞のおかげではずれてしまっても、
微笑してのけることのできる男は、純金のような心を持っているんです」


ゴルフコースは信頼を失う怖いところです。
いや、そう考えるのはやめましょう。


ゴルフコースは互いに大きな信頼を得られ、友情を深め合える場である、そう考えて楽しみましょう。
ハザードに捕まったときほどそのチャンスです。


(>_<)
夏坂健さんが書いている“ゴルフを以って人を観ん”この本にもゴルフにまつわる人事異動の話しが出てきます。
バンカー内でボールは蹴らないにしても、それに近いことをついしている人を見かけることがあります。


信頼は得るほうが難しく、失うのは簡単です。
信頼を裏切ったり失わないように気をつけないといけませんね。
ki銀次郎

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