2014年5月9日金曜日

“中部銀次郎の攻め方、狙い方”

キャディさんにおんぶに抱っこではなく
自分の推理力と判断力を総動員して
コース設計者と対話する。
そうすればゴルフはさらに楽しく、味わい深くなる。(中部銀次郎)




“仮想の実力”

「中部さん見てください!ボクもついに夢の30台が出たんですよ!」
「よくやったって自分で自分を誉めてやりたい気分です」



『水をさすようで申し訳ないんですが・・・・・』
『残りのハーフは50台ですね』



「そりぁそうですけど・・・でも中部さん確かに30台が出たんですから“君も実力が上がったな”・・・って認めてくれてもいいんじゃないですか?」



『それは今度ご一緒するラウンドが終わってからでどうでしょう』



「見てて下さい、30台の実力を」



「お・・・おかしいな?」
「こんなはずじゃない!」
「どうしちゃったんだぁ!」
「ま・・・まったく!?」

「信じられない。近年にないワーストスコアですよ中部さん」





『それは“仮想の実力”に縛られていたからですよ』



「エ?仮想の実力?」



『あなたは先日、初の30台をマークした』
『でもそれはたまたまいろんな巡りあわせがよくて生まれたスコアであって、真の実力ではないのです』



『しかしあなたの中ではそれがひとつの基準になってしまった』



『ショットもパットも30台でプレーした日と比較しながら今日一日ラウンドしてしまったんじゃないですか』


「確かに・・・でなにもかもうまくいかなく・・・て」



『仮想の実力に翻弄され、わざわざ“心を窮屈”にしていたのですから、ミスを誘発して当然です』



「するとあの日の30台は幻だったと?そんなものは忘れてしまえと?」



『いいえ、たまたまの自己最高より、叩いても、いくつまでで踏みとどまれるか、そちらにこだわってほしいのです』



『雨の日でも、風の日でもどんなコースでも、イヤな人と一緒でも50以上は叩かないぞとか、45で踏ん張るぞとか』



『そういうゴルフを続けていく中でこそ“真の実力”が身についてゆく・・・・・・とは思いませんか?』
中部銀次郎


(><)
私も2年前にベストスコアを出していらい更新できていない。
練習は積んできている、ショットだって2年前よりはいいはずだ。


でもスコアだけが伸びてこない。
自分の中で勝手に築いた基準が上達の邪魔をしているんですね。
ki銀次郎


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