2015年6月5日金曜日

読売ジャイアンツ対オリックスブレーブス(2015年6月4日・東京ドーム 吉川大幾選手に感動!)


先週に引き続き友人とプロ野球観戦をしました。
ブッフェ付の2階ベランダ席です。

            (7回終了時まで食べ放題・飲み放題)

           (デザートをプラスした2回目のプレート)



友人は熱烈なジャイアンツファンなので選手のプロフィールや成績などいろいろな情報と共に解説してくれます。


1-0でジャイアンツが勝った試合は、最終回にドラマがありました。
ジャイアンツがマイコラス投手、ブレーブスがディクソン投手、両チームともに外国人投手が先発しました。



マイコラスの大きく落ちて曲がるカーブに対し、ディクソン投手の武器は、人差し指だけ第二間接を曲げて投げるナックルカーブ!
打者は狙い球を絞れず唯一の得点がジャイアンツの1点だけ。



そのまま迎えた最終回、9回表ブレーブスの攻撃は上位からの好打順でした。
すんなり終わらないのが勝負事。


1アウト、ランナー1塁・2塁とこの試合最大のピンチ。
マイコラスの投球数は130球を超えていたが、原監督はクローザーを送らずマイコラスを続投させました。


感動のドラマはここら起きた。
三塁を守っていたのは吉川大幾(22歳)PL学園~2010年ドラフト2位で中日へ入団、作オフ戦力外通告を受け年棒550万円でジャイアンツへ入団。
この若さで天国と地獄を味わった男。



バッターは左バッターのT岡田。
三塁ベースライン際へ逃げていくライナーにも近いものすごく速い打球だった。



無我夢中でダイビングキャッチ!三塁ベースを踏みながら1塁へ全力投球!
球はすこし浮いたが1塁手アンダーソンがジャンプしてキャッチ。
ダブルプレーとなってその瞬間ゲームセット。


                     (スポーツ報知)

吉川は5月20日に1軍昇格したばかり。前日3日の同カードでは4回に送りバント失敗。この日も3タコだった。
3塁を守れる代わりの選手はいくらでもいます。



「何とか守りで試合に貢献したい」吉川のそんな気持ちがこのプレーを生んだのだと思う。
移籍後初のお立ち台では「巨人に拾ってもらって感謝しています」という言葉が精いっぱいだったようだ。



原監督は「スーパープレーとは、あのプレーを言うような見事なプレー。勝利の神様が見ていたという感じでしょうね」と絶賛した。
(スポーツ報知)


(><)
来日して結果のだせていないマイコラス投手を130球投げていても交代させなかった。
そして、前日の試合で送りバント失敗だけでなくヒットも打っていない吉川を使い続けた原監督に「コーチの神髄」の奥深さを感じさせられました。



吉川はこんなこともいっています。
「試合に負けても、誰も落ち込んだり、ショックなところを見せないんです。チーム全員が『次は勝てる』という雰囲気なんです。
ビジターゲームの敗戦後のチームバスの中でも原監督が『お疲れさん、あしたまた頑張ろう、次は勝てる!』といって切り替わるんです」

負ければ揶揄される監督業、今日の試合のように辛抱して2人の選手を起用し続ける勇気、選手の気持ちを切り替えさせる一言、こんなところに原監督のマネージメントの深い意味を垣間見る試合でした。


活躍できる場面というのは、努力している人間に巡ってくるように神様がおぜん立てしてくれるのだと思います。
それを味わうために私も努力を続けようと思います。
ki銀次郎

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