2013年3月8日金曜日

子供教育


中学生の娘さんを持つ母親から「高校受験を控えているのに、子供が勉強しない。心配して娘の顔を見ればつい『勉強しなさい』とガミガミ言ってしまうのですが、それでも親の心子知らずで、反発するばかりです」という相談を受けました。
この母親の場合、怒り方が「間違っている」のです。

母親は「自分が看護師として忙しく働きながら、娘のことを思って学校の面談などにも出かけている。どうしてその気持ちがわからないのかと、イライラして叱ってしまう」ということでした。

僕(安藤俊介講師)はまず、「娘さんに怒るのは、勉強してほしいからですか?それともお母さんの気持ちをわかってもらいたいからですか?」とお聞きしました。

するとお母さんは「えっ?」という顔をしたあと、「それは勉強してほしいからです」と答えました。

僕は「家で毎日勉強机に向かえば怒りませんか?」と尋ねると、お母さんは「はい」と答えたので、最後に次のように質問しました。
「では勉強さえすれば、高校受験の結果は問わないんですね?」と聞くと、
慌てて「いえ、それは困ります」という言葉が返ってきました。

つまりお母さんの目的は、「娘に受験に受かってもらうため」だった。
ただ叱られている娘さんからしたらどうでしょう。もしかすると娘さんは「週末に時間をかけて勉強するから大丈夫」と考えていたかもしれません。

誰よりも高校に受かりたいのは娘さんのはず。
そのために娘さんはどうしようとしているのか、話をしっかり聞く。
怒るのはそのあとでいいのではないでしょうか。
(婦人公論 一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事 安藤俊介)より

子供を叱ってばかりいる親は今日のこの「コーチの神髄」を読んだのなら反省をして改めてもらいたいのです。
高校生くらいの子供は別としても、小学生くらいまでの子供は、遊んでいるときに集中力を養っているということを覚えておいてください。

遊んでいる子供やテレビや雑誌のアニメを見ている子供にむかって「すぐにやめなさい」は厳禁だということです。
親は自らの手で子供の成長を止めていると思ったほうがいい。

「やらされる3時間より、やる気の30分」
頭ごなしに叱るのではなく、やる気をださせるにはどうしたらいいかを考えたほうがよいでしょう。
ki銀次郎

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