2014年9月9日火曜日

ゴルファーは、開眼、閉眼、また開眼 鈴木康之

レッスンより効く賢者の一言
技術は、簡単には上達しない。
でも、心の持ちようは一言で変わる!

心の強いゴルファーになれる!




“ゴルフは練習場とプレーする場所が違う唯一のスポーツ”
―ピア・ニールソン―


ゴルフ場には競技場(コース)と練習場(トリカゴ)がある、
というのが私の考えです。



練習場もゴルフ場ですからコースへ行くときと同じ身なりで行くのが
道理です。
周囲へのエチケットでもあり、自身の練習にもなります。



ゴルフの強いある高校で、みんなTシャツの裾だしで練習していましたが、ここの指導者は間違っています。
練習場で裾を出して打つのと、競技会で裾を中に入れて打つのとでは、
10ヤードほどの微妙なアプローチショットなどの体感には違いがあります。



ピア・ニールソンが、サッカーはサッカー場で、バスケットはバスケット
コートで、野球は野球のグラウンドで練習するのに、
ゴルフだけは(特に日本の場合)コースではないところで練習するので
気をつけなければならない、と警告を発しました。



「ゴルフは、練習場と実際にプレーする場所が違う唯一のスポーツ」



私がよく行く練習場に、ホームコースのスコアカードを持ってきて
スコアをつけながら練習する人がいます。
「このパー4、このドライバーの当たりなら残りは160ヤード、
次は6番アイアン、この当たりならグリーンの左、10ヤードのAWの
アプローチ、あっ強すぎた、いまのだと2パットだな、スコアはボギー、
という具合です。



この人、99年にゴルフダイジェスト・アワードの
レッスン・オブ・ザ・イヤーを受賞したピア本『ゴルフ54ビジョン』を
読んでいるのかも知れません。
ピアは実践に即した練習を、と教えています。



「練習場もイマジナリーコース(イメージの中のコース)に変身される
ぐらいの創造性がなければ54ビジョンを目指すことはできません」



パー3のホールは2で上がれる攻め方、
パー4は3で上がれる戦略、
パー5は4で上がるつもりの挑戦力。
練習はそのための練習でなければ賢くないと、
説きます。



「練習場にホールを描いて、それを攻めるつもりで練習する」
「ターゲットは毎回変えて狙う」



同じPWで100ヤードの旗を狙って同じように10球打てるようになっても
賢くない。
反復運動をしているだけです。



ゴルフコースでは1球しか打てないのですから、1球で旗に落とさなければなりません。



コースでの朝の練習グリーンについてピアは読者に尋ねます。
ボール何個で練習しますか?
箱から3個出てきたからでしょう?
あなたラウンド中もグリーンに乗ったら3球パットするつもり?



練習グリーンから1球入魂、ターゲットを変え、アンジュレーションを
変えて1球入魂。
ゴルフは1打1球のゲームです。
練習はその練習でなければ意味がない。



1球が入らなかったら?それでおしまい。
もし、もう一度トライしたいのならば、2球目は半分の距離に変えてみる。



3球打って3球入ったら?2球目、3球目はただの徒労。
時間と労力の無駄です。



リサロッテ・ノイマンやアニカ・ソレンスタムを育てた先生は凄いことを
おっしゃいます。
事業仕分けの政治家のように
「パーじゃいけないんですか、なぜバーディじゃなければいけないんですか」
などと言ってはなりませんぞ。
鈴木康之


(><)
私も「ビジョン54」は拝読いたしました。
1球ごとに狙いを変えて打つ!
これは倉本昌弘プロの本にも書かれていました。



1球ごとに狙いを変えて練習することを実行してから、
コースでプレーしたとき、特にショートホールでのアドレスにストレスを
感じなくなりました。



また、ドライバーショットの素振りをするときは、景色を鮮明に覚えているコースのティインググラウンドを想像して素振りをしたりしています。



特に11球狙いを変える練習をしてから、ハーフ40台前半のスコアが出始めたような気がします。
ピアと倉本さんが言っているのだから間違いないでしょう。
あとは実行すること、継続することです。



練習は常に試合を想定して練習しなければならない。
ユニフォームやシューズをはじめ、練習場から試合と同じことをする。
もちろん練習時間が試合時間より短くては、勝つための練習とはいえないだろう。
ki銀次郎

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