2014年9月2日火曜日

ゴルフ・プレー前夜に読むクスリ(夏坂健)

レッスン書を読まなくてもうまくなる法





“名手の条件”
ボールとの対話をしているか?


ボールの行方に人生を託す名手たちは、ボールを単なる1個の球体とは考えず、いのちのあるものして接する。
ここに紹介するすぐれたゴルファーのように、
あなたはボールと対話したことがあるだろうか。
自分の分身として畏敬の念を持ったことがあるだろうか。



多くのアマチュアゴルファーは、いきなりボールに殴りかかる。
やぶから棒にひっぱたいている。
前ぶれもなしに殴られたボールはショックに動転し、
ときなは気絶する場合もある。



なかにマナーを心得ずに叩かれた反発から、
飛ぶことをサボタージュして、深いラフの奥に身を隠してしまう
ボールだっているくらいだ。



私はアドレスにはいると、ボールにクラブフェースを見せて、
こう語りかけている。
“さあ、ドライバーで打つよ、しっかり飛んでくれ”
パターのときは
“気まぐれを起こさずにカップの音を聞かせてくれよ”
という具合。



こうしたボールに対するマナーを守ることで、
まず集中力が生まれ、柔らかく送り出してやることもできる。
容赦なく殴りつけた結果がどれほど悲惨なものか、
よくご存じのはずだ。
サム・スニード



ロフトを信じて打てとはいうが、ボールを信じて打てという言葉は聞いたことがない。これは重大な落度だ。



ためしに、まったくフィーリングの異なるボールでプレーしてみるとよい。



ボールを信じることが、ロフトを信じるより大切だということが身にしみてわかるから。
ハロルド・ヘニング



ボールは、私のすべての答えが具体化したものだ。
スウィングは、私の意志をボールに伝えるための手段にすぎない。
ベン・ホーガン



考えてみると、たしかに私はボールと会話しながらゲームを続けているようだ。
よくここまで飛んだな、とか、ぴったり決まったな、とか、
ようやく茂みの中で発見したときは、お前、そこにいたのかと、
安堵の気持ちで再会を喜んでいる。



一つのいのち、一つの個性を持った生き物として語りかけているように思うね。
サンディ・ライル



子供のころ、ゴルフボールがなぜあんなに飛ぶのか不思議でならなかった。



ついにある日、抑えきれない好奇心からナイフを持ち出して、
糸巻きボールをむきはじめたものだ。



そして人生の教訓を得たよ。
“脱がせ脱がせて行きつく先は、ほんに空しいことばかり”
ってね。
もちろん、いまでもボールは私にとってミステリーだかね。
リー・トレビノ



(><)
今朝SKY-Aとチャンネルで、1996年の日本女子プロゴルフ選手権(新潟県長岡カントリー倶楽部)を見ました。



優勝は逆転優勝で塩谷育代プロでした。
表彰式での優勝コメントで、「ボールに魂を込めました」
といっていました。



中部銀次郎さんの名言にも
「ラフのボールに聞いてみれば・・・」
という言葉もあります。



ゴルフは奥が深いということは言うまでもありませんが、
ゴルフという競技は、技術はもとより、ゴルフに向かうスピリッツが重要なのではないだろうかと深く思っています。



ボールに魂を込めろ!ボールと対話しろ!
こんな言葉を知っていれば、練習場とはいえ、ボールを足で扱うなんてできないでしょう。



私はできません。
なぜならゴルフが上手くなりたいから・・・・・

ki銀次郎

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