2014年9月17日水曜日

人生の先輩席

1つでも歳が上の人は人生の先輩である。
たとえその人が知り合いじゃなく他人であっても・・・



高校3年生になる息子の学校の体育祭を見学にいったら、来賓用のテントにこんな看板があった。
「人生の先輩席」
年配者専用の座席でした。





私はそれを見て、うまいこと表現したなと思いました。



以前、私はこんなことを体験しました。
最近は見かけなくなりましたが、JR横須賀線(近距離通勤電車)の座席でたばこを吸っている60代の男性を見かけました。



こういう場合、正しい方の人間は高飛車になり命令口調で文句を言いがちである。
私も以前であれば
「バカヤロー、ここをどこだと思ってるんだ!電車の中でタバコなんか吸ってんじゃねーよ!」



くらいの怒声を吐いていたかもしれません。
しかしゴルフをはじめて「お先にどうぞ!」の精神を学んでからは、こういう場面に出会ってからも対処のしかたが変わってきました。



「待てよ、人間は怒鳴られたら誰だって怒鳴り返してくるに決まっている、穏便にことを収める方法はないだろうか?」
瞬間、私は心の中で考えました。



浮かんだ答えは
「先輩、電車の中はタバコを吸ってはいけないことになっています。周りの後輩たちが先輩を見て真似をするといけません。先輩、タバコを消してもらえませんか」



このようにお願いしました。
そうしたら、社内でタバコを吸っていた男は黙ってタバコを消してくれました。



ものは言いようなんだな、普段の生活や仕事でも、もっと頭を使って言葉を選ばなければいけないんだな~と感じたことがありました。
「人生の先輩」



私たちも年下から見れば「人生の先輩」なのだから、公共の場にいるときこそ、後輩にはお手本となる行動を見せてやらねばなりませんね。

ki銀次郎

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