2014年9月10日水曜日

不滅のゴルフ名言集(摂津茂和)

ゴルフの技術と練習編

ゴルファーは技術向上にかけて
並々ならぬエネルギーを費やす。
それはゴルフ発祥の時代から変わらない。
ゴルフ上達における歴代の金言は
技術書以上に核心を突く。





“ゴルファーはグリップを見ただけで腕前がわかる”
作者不明


この言葉はこれまであまりにも多く使われているため、誰が最初にいったのかはっきりわからない。



プロはもとよりアマチュアでもほんとうのベテランになると、グリップを
見ただけでそのゴルファーの腕前がだいたい見当がつくものである。



このためプロのなかには、レッスンをうけにきた生徒にまず黙ってクラブを握らせてみるものもいる。



いうまでもなくグリップはゴルフの重要な基本のひとつであって、グリップもまたゴルファーの運命を決定するとまでいわれているが、それにもかかわらず、一般ゴルファーのなかにはグリップの重要性を見のがしているものが意外なほど多い。



周知のようにグリップには、オーバーラッピング(右手の小指が、左手の
人さし指の上に重なる)と、インターロッキング(右手の小指と左手の
人さし指を組み合わせる)と、ナチュラル(両手の指全部で握る)の三種があって、通例手の大きなものにはオーバーラッピング、手の小さなものにはインターロッキングまたはナチュラルが適しているといわれているが、
いずれを用いるにしても、肝心の両手の握りかたをあやまってはなんの効果もない。



正しい握りかたとは、いわゆるフィンガー・グリップといって、まず左手の指と掌の中間にシャフトをあてがい、小指と薬指と中指の三本に力を入れて握り、次に右手を、掌が目標に向くようにしてシャフトにあてがって、
親指と人さし指に力を入れて握る。



この場合、両手の親指と人さし指とがつくる二つのVの字の底がお互いに
別の方向をささずに、常に同じ方向をさすように注意しなければならない。



この二つのV字がプレーヤーのあごをさしている場合、いいかえれば左手の甲が真横を向いている場合は、ウィーク・グリップまたはスライス・グリップといってボールがスライスする傾向があり、二つのV字がプレーヤーの
右肩をさしている場合、いいかえれば左手の甲が上を向いている場合は、
ストロング・グリップまたはフック・グリップといってボールがフックする傾向がある。



このようにグリップは非常に微妙な作用をなすので、それだけに最も重要な基本のひとつにされているが、それにもかかわらず、多くの一般ゴルファーのなかには左手の甲と右手の掌とが真上を向くほど極端なフック・グリップをしたり、あるいは二つのV字が互いにソッポを向くような珍妙なグリップをしたり、またシャフトを、まるで丸たん棒でもつかむように握っているものもいる。



しかしそれがゴルフの上達をさまたげていることをいっこう気がつかずにいるのだ。


(><)
『グリップは唯一の道具との接点!』
この言葉を聞いただけで、グリップがいかに大切であるのかが理解できる。



よく練習場でみかけるアベレージゴルファーのグリップに、
右利きの場合、右手親指をシャフトの真上にのせているのをよく見かける。



人間は、生まれたときから指に触れた棒状のものは無意識に握ってしまう
習慣で生きてきている。
傘、鉄棒、ハンドル、包丁、手すり、ドアノブ、つり革、など手に触れるものである。



私の経験の中で、その絶対的な例をあげましょう。
アメリカンフットボールでは、ヘルメットの正面についているフェースマスク(格子状のもの)をコンタクトしたときに相手のフェースマスクを掴むと販促を取られます。



しかし、人間は“棒を握る習慣”が身についているので、販促とわかっていても間違ってフェースマスクに指が触れてしまうと、無意識にギュッっと
握ってしまいます。



私の個人的意見ですが、右手の親指がシャフトの真上にある場合は、
ダウンスウィングあるいはインパクトのときに、無意識にギュッと力が
入って握っているのです。



即ち、自分では思いっきり振っているつもりが、右手親指に力が入り
手首が硬くなり、ヘッドスピードを遅らせていることに気がつかないのです。



グリップはゆるゆる、シャフトはしならせてムチのように振ることで
ヘッドスピードは速くなり、飛距離も伸びるのだと思います。
このようにグリップはとても重要なのです。

ki銀次郎

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