2014年9月17日水曜日

“虚栄”はなぜゴルフの上達を阻むのだろうか?

“虚栄”の言葉の意味を調べてみると
 実質の伴わないうわべだけの栄誉。
 外見を飾って、自分を実質以上に見せようとすること。みえ。「―を張る」



ベストスコア95の人には95の人の虚栄があり、
ベストスコア83の人には83の人の虚栄がある。



自分をキレイに見せたがるのも、実力以上に見せたがるのも、

人間が持ち合わせている本能であろう。


例えばこんなことがある。
いつもお互いにゴルフのスコアを報告しあっては切磋琢磨している仲間がいるとする。



しかし“虚栄心”の強い人は、スコアがよくないときは報告してこない。



「どうせ一緒にゴルフへ行っていないから報告しなくても相手にはわからないし、スコアもよくないし、格好悪いし、報告する義務もないし、そもそも面倒だし報告するのやーめた」
となるわけです。



こういう人間(相手にはわからないし、格好悪いし、義務もないし、
面倒だし)は、直接ゴルフプレーとは関係ない私生活の中の行動で、
“虚栄”を少しずつ大きく育てているのである。



“虚栄”は“虚栄”を呼び、知らないうちに心の中で虚栄は大きく育つ。



虚栄が隠し切れない大きさに育ち、そんなある日ゴルフをして球を林に打ち込んだりしたら、知らないうちに成長した“虚栄”が顔を出す。
無理してグリーンを狙ったり、球の手前のライを変えたり、最悪はロストボールをごまかしにかかる・・・きっと・・・いつか必ず・・・無意識に。





私の友人にこんな男がいる。
友人がゴルフへ行っていることなど私はしらないのに、
スコアの悪いときに限って報告してくる友人がいます。



きっと私に報告することで自分に恥をかかせ、もっと努力するよう自分に言い聞かせているのだと私は思います。
それは虚栄を殺すために!



こういう人はいつか絶対に上達するし、ゴルフをする姿が他人の目に美しく映るはずです。



虚栄=見栄、見栄を張っているということは、自分自身の本当の実力を把握できない、把握していない。
把握していないから、それに対処する練習方法をしらない。
したがって上達しないのである。




ゴルフは自分をさらけ出す競技、しかも最悪の形で。
ゴルフは球を打っているだけでも、コースへ行っているだけでも、
決して上手くならないと思う。


私生活のこんな行動が、自分の虚栄心を育ているとは、誰も意識していないでしょう。
そして虚栄心ほどゴルフに影響をおよぼす心のありかたはない。



“虚栄”がいかにゴルフの上達を阻むかということ、お分かりいただけたでしょうか?
ki銀次郎


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