2015年9月4日金曜日

中部銀次郎 語録



◆け
・結果だけを重視して、意図を問わない態度をとるかぎり、上達はとうてい望めない。


・結果よければすべてよし―というのは、おそらく人生でただ一度だけ遭遇することに対していえることでしかない。ゴルフのように過去の経験から学ぶことが不可欠なゲームで、結果だけを重視して意図を問わない態度をとるかぎり、上達などとうてい望めないのである。


・結局、ゴルフは、自分の心とコースをどう親和させるかに尽きるのだ。

◆こ
・好調のときに不調の影が忍び寄っている。


・五感を十分に働かせ、感性を大事にして打つ。ショットは機械のように、寄せとパットは生物のように。アプローチやパットは歩測して距離を計算する人も多いでしょう。しかし、そうすると、大事な感性が失われていってしまい、うまく打てなくなってしまいます。人間には機械にはない、優れた感性がある。


・コースの難度というものも、プレーするゴルファーの考え方次第である。


心に余裕がないと、持てる技術を十分に発揮できにくい。


・コースにいじめられないように、いじめられないようにプレーを進めていけば、自ずと設計者のいわんとするところは見えてくる。だけど、いじめられだすと、とことんいじめられる。コースにはいじめの材料が散らばっているのだから。


・断っておきたいのが、ゴルフのスウィングに関しては、何が絶対的に正しい―ということなどはない。誰が考えてもわかることだが、人間が手にしたクラブを振るのは、もちろんボールを狙った方向に打つためだ。ボールを狙った方向に打てるのであれば、どんな格好でもいいことになる。


・「これじゃ届かないかな」と思っても、「届かなくても、近くまでもっていければいいんだ」と考え直して打ったほうが、はるかにいい結果につながるものなのである。その理由は、単純だ。届かせようと思わないから、無理をしない。


・ゴルフがスポーツであり。勝敗を競うゲームである以上、強くなりたがらない人がいるはずもない。少しでも強くなりたいからこそ、練習に励み、あらゆる手段を通じて研究もするのである。向上したいという欲求がなければ、スポーツマンとは呼べない。


・ゴルフでは、距離が決定的な要素ではないことに気づく。気がつかなければウソなのである。


・ゴルフではすべてのことを「あるがまま」に受け入れる。1打1打に一喜一憂しても仕方がない。どんなことでも起きると覚悟して、淡々とプレーすることです。


・ゴルフというゲームにおいて、ミスは何人にも避けられないものである。人間がプレーするかぎり、どんな名手でもミスを犯す。


・ゴルフでは早く楽になろうとしない。


・ゴルフに、遊びのゴルフとか真剣にやるゴルフとかはない。ゴルフはゴルフだよ。


・ゴルフにおいて見られる人間の変貌のうちで、わたしがいつも興味深く感じていることは、多少なりとも誰もが必ず、傲慢になる点である。


・ゴルフにおけるマナーやエチケットは、決して特殊なものではない。わたしたちが日常生活を営む上で要請されるマナー、エチケットと違うところはまったくないのである。本来ルールブックに記載されなくてはならない理由など、どこにあるのか?


・ゴルフにおいて、スコアメーキングの鍵を握るのは、自分の力量を正確に知るかどうかである。ギリシャのどこかの神殿には、「おのれ自身を知れ」という言葉が刻まれていて、この言葉は西欧の認識論の基礎をなしてきたとか。ゴルフにおいても「おのれ自身を知れ」という言葉は、絶対の真理なのである。


・ゴルフには平均の法則が作用する。最初のホールがよくても、あとになって悪くなったり、1年を通せば、結局ハンディ通りのスコアになっていたりする。だから、スコアも一喜一憂せずに1打1打を真剣に行うことです。


・ゴルフにはやさしいショットは1つもない。


・ゴルフの技術論は、途方もなく難しいものだとわたしは思っている。なぜなら、その人の持っている技術はその人自身しかわかっていないから。人間の感覚が介在する以上、技術論は伝達するのがきわめて難しい。


・ゴルフの神はアドレスに宿る。



・ゴルフのスウィングは、できることならドライバーからウェッジまで、同じリズムでできることが望ましい。


・ゴルフの楽しみというものは、人によってずいぶん違うのだろうが、もし、いいスコアでラウンドしたいと思い、自分のベストスコアを更新できたときが一番嬉しいとするなら、自分を知り、自分のショット力を基に、徹底的に確率を重視したゴルフを自分に課すことである。そんなゴルフにロマンがないではないか・・・・・と考える人もいるだろうが、わたしは280ヤードのロングドライブを放ってボギーであがるより、寄せワンでもパーをとるのがゴルフだと思っている。

・ゴルフの練習は、ただボールを打っているだけでも快感があるものだ。しかし、この快感を楽しんでいるだけでは、もったいないではないか。何事も、上達したいのであれば、それなりの工夫が必要なのである。


・ゴルフはのゲームである。


・ゴルフは「姿勢」を問われるゲームである。


・ゴルフは心理面に左右される要素が強く、人を気にすることによって心の平静さを失い、あたら無駄にスコアを崩していく。ボールを打つ技術よりも、こうした面からミスが誘発されるのだ。


・ゴルフはノータッチでやるのが、最もマギレがない。ライが悪いとミスが出やすい。ノータッチだといいスコアが出にくいといってプレースしているうちは、間違いなくゴルフは向上しない。もちろん、下手でも楽しければいいのだ―と達観している人は、それでいいのだが。


・ゴルフは、不思議なゲームである。ショットがどれほどよくても、パッティングがどれほど巧みでも、必ずしも勝てない。長い目でみれば、プロでもアマチュアでも自分の欲望を制御できる人が勝つのである。


・ゴルフでは一切の言い訳は無意味である。


・ゴルフは足し算のゲーム。引き算すると墓穴を掘る。ミスをするとミスを帳消しにしたいがために一か八か無理をする。ミスをしたら1打足す。数字を引こうとしないこと。



・ゴルフは、80パーセットまでがメンタルサイドのゲームである―とは、よくいわれることだ。


・ゴルフは飛距離を競うのではなく、数を競うゲームである。たった1回飛んでもスコアにはまったく関係がないし、その飛ばしを求めてショットを曲げていてはスコアにならない。そのことを肝に銘じろ。


・ゴルフはミスのゲームである。ミスをどれだけ防ぐか―が、問われる競技なのである。したがって、ミスが必ず発生することを前提に、ゲームプランを組み立てなければ嘘である。


・ゴルファーの心構え?洗面台の水しぶきを拭き取ることです。


ゴルファーは観念的にゴルフをやっちゃいけないんです。これは技術以前のこと。


・ゴルファーは十人中九人まであるいは百人中九十九人までが、自分の実力を過信している。過信という言葉が悪ければ、錯覚しているものである。



・ゴルファーはルールによる救済をしばしば自分に有利に解釈しがちで、しょっちゅうルール違反を犯している。そして何より怖いのは、ルール違反を犯していることもそうだが、自分に有利に判断をすることである。
中部銀次郎

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