2013年5月24日金曜日

サガルマータ、チョモランマ、エベレスト



サガルマータという山をご存じだろうか。
あまり聞き慣れないかもしれないが、サガルマータは誰もが知っている世界最高峰の山。

エベレストという名前なら分かりやすいだろうか、
チョモランマという名前もある。

なぜ1つの山に3つもの名前があるのだろうか。
「エベレスト」という名前は1865年につけられた英語名。
イギリス統治下の当時のインド測量局、それまでP15という仮名をつけて測量していた山が世界最高峰と判明した際に、前任の測量局長官George Everestの功績として敬意を表し
「エベレスト」と名付けた。

ただ、それ以前から現地の人が呼んでいる名前があったのに別の名前を付けるというのは勝手な話ではある。

だから最近では現地名で呼ぶのが一般的となり、チベット語で大地の母を意味する「チョモランマ」(ChomoLangma)ネパール語で世界の頂上を意味する「サガルマータ」(Sagarmatha)の2つが使われる。

K2
海抜8611m。高さこそエベレストより237m低く、世界で2番目であるが、最難関の山として知られる。多くのクライマーを魅了しつつ、命を奪ってきた危険な山である。K2という名は、カラコルム山脈のなかで2番目に測量されたことに由来する。
1856年この地域を調査測量した英国人Henry Godwin Austenにより名づけられた。Mt. Godwin Austenとも呼ぶ。
現地名Chogo Riは「偉大なる山」の意味。
まさしくthe King of Mountains.

カンチェンジュンガKangchenjungaは、ネパール東部とインド国境にあるシッキム・ヒマラヤの中心をなす山群の主峰。
標高8,586mエベレストK2に次いで世界第3位。
西峰(ヤルン・カン8,505m)、中央峰(8,478m)、南峰(8,476m)が並ぶ。カンチェンジュンガとはチベット語で「偉大な雪の5つの宝庫」の意味。



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