教師の手引き(A Teacher’s Guide)
たまには自分自身を批判しなさい。
そして何か間違ったことをしていないか確かめなさい。
他人のことは決して批判しないように。
恨みを買うだけです。
誰のことも悪く言わず、いいことは知っているみんなに言いなさい。
他人の判断を早まらないように。
人はみな、自分がかわいい。
先生の批判は生徒の向上心をつぶします。
賞賛には熱心に、あら捜しはゆっくりと。
生徒に何かをさせるためのいちばんいい方法は、それをやりたいと思わせることです。
そのためには、他の人々をあなたが指示したことを行うことによって幸せにするように試みることです。
「議論をするな!」たとえそれに勝っても、生徒の好意を失うのが通例です。
生徒には、間違っているとは言わないこと。
私たちはだいたい、ひがみっぽい。
間違ったことをしたときに、自分では認めても、誰かがその事実をあえて指摘しようとしたら、その事実を飲み込んで、認めないはずです。
自分のおもいあがった考えで、生徒の感情を真っ向から否定してはいけません。
「絶対に。間違いなく」と言ってはいけません。
「私は思う。私は考える。いまのところそのようだ。ある場合には正しいだろうが、この場合はちょっと違うように思う」ということ。
間違いを犯したときには単に間違ったと言いなさい。
弁解は必要ありません。
フレンドリーになりなさい。自分のことを忘れなさい。
「私」について考えるのはやめなさい。
他の人々の話を聞き、キャディやメンバーをはじめ、あらゆる人に興味を持ちなさい。
みんなが何をし、何に感心があるかを見つけなさい。
名前を覚えるように努める。
誠実に話すように努める。
プロでも誰でも、前に進んだり後ろに下がったり。それで私は?
私たちはしばしば上に立つ人から誤った評価を受けます。
しかし下にいる人は決して評価を誤りません。
強い心は柔らかく話す声を伴うものです。
何かを与えるときは、どれほど苦痛を与えるものであっても、常に笑顔です。
これはつまり奉仕をするということです。
他のことを始める前に、ひとつを終えておくように。
負けたときは勇敢に、勝ったときは謙虚に。
教えることは先生の最良の宣伝です。
キャディは良き広告者です。
彼らは先生を見て、教え方が優れていると分かれば真似をします。
(ハーヴィー・ペニック)
(>_<)
どこのどんな辞書にも載っていない、このようなことをおしえられる人などどこをさがしても見つからないと思います。
私はハーヴィー・ペニックの本と出会えたことに心から感謝しています。
ki銀次郎
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