ミュアフィールド(ゴルフコース)を本拠地とする、
「ジ・オナラブル・カンパニー・オブ・エジンバラ・ゴルファーズ」は世界最古の会員制クラブ。
1744年に世界で最初に13カ条のゴルフルールを制定した。
同クラブの前身「ジェントルメン・ゴルファーズ・オブ・リース」で、スコットランドのエジンバラ海岸の「リース・リンクス」(5ホール)誕生した。
これはセントアンドリュースを本拠地とするR&Aが定めた、13カ条のゴルフルールの10年も前のことだった。
第1条
ティはホールからワンクラブ以内にセットすること。
(ホールアウトした直近だった!グリーンもティも区別のない平地)
第2条
ティは地上に設定すること。(意味不明)
第3条
プレー中のボールは交換してはいけない。
第4条
ボールを打つために石、骨などを取り除いてはならない。ただしフェアグリーン上で、自分の球からワンクラブ以内なら可。(パットのライン上のことか)
第5条
水、ぬかるみに入ったら任意に拾い上げ、ハザードの後ろに少なくとも6ヤード投げて、そこからプレーを続行すること。ただしボールを拾ったことで、敵に1打譲歩しなければならない(マッチプレーの相手は敵だった)
第6条
ボールが接触していたら、後方のボールを打つまで、前方のボールを拾い上げなければならない。
第7条
ホールに入れるときはホールに向かって打つこと。自分のライン上にない敵のボールを、狙ってはならない。(パット)
第8条
もしボールを取り上げられたり、その他の原因で失った場合は、最後に打った地点に戻って、別のボールをドロップしてプレーすること。この災禍で、敵に1打譲歩しなければならない。(ボールの窃盗もあった)
第9条
ホールに入れる時、クラブなどでライン上に“しるし”をつけてはならない。
第10条
人、馬、犬など、いかなるものによりボールが止められても、止まったところからプレーしなければならない。
第11条
スウィング中いかなる理由にせよクラブが破損したら、ワンストロークとしてカウントすること。
第12条
ホールよりもっとも遠いボールの、プレーヤーからプレーすること。(遠球先打)
第13条
リンクス保管のための壕、溝、あるいは堀はハザードとみなされない。ボールを取り出してプレーし、いかなるアイアンクラブでも、ペナルティなしでプレーすることができる。
(夏坂健・訳『ゴルフ大全』(小社刊)より)
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