2015年1月21日水曜日

石津謙介の男のおしゃれ実用学


~ズボンがずり落ちる~


上着を脱いだ軽快なシャツ・スタイルが巾をきかすシーズンともなると、まず目につくのがズボン。



全体が細目で、特に膝のあたりから裾口にかけて直線的な線がほしいものだ。
勿論、胴まわりがぴったりとウエストに合っていることはいうまでもない。



ベルトを締めた胴まわりにクシャクシャと皺が寄っているのは、いかにも寸法の合っていない既製品で間に合わせているようでみっともない。



ベルトで締めなければ落ちてきてこまるというようなズボンは、ウエスト・サイズがきちんと合っていない証拠で、そんなズボンをはいているからベルトを締めるとウエストに皺がよってしまう。



ベルトというのは、ズボンがずり落ちないように、そのために締めるのではなくて、いわばズボンにつけた男のアクセサリーとしての役目をもっているわけ。



しゃれたベルトを締めたスラックス・スタイルもなかなかいいものだが、これからの季節にはベルトなしのスラックスをおすすめする。



ベルトを使わないノーベルト・スタイルで歩いている男性は、たいていウエストがきちんと合っているから、ズボンの恰好はとってもいいわけ。



とにかく恰好のいいズボンをはくためには、ちゃんと自分のウエスト寸法を測っておいて正しいサイズのものを買うこと。



最近の替えズボンは既製品でも充分間に合うだけのサイズが揃っていて、生地の種類も豊富。



太いダブダブのズボンをはいている人というのは、よほどスタイルなどに関心のない人か、それとも「お座敷で座る時は太いほうが楽だからね」などという待合政治の代議士くらいのものだろう。



細いズボンというのは脚がスラリと長く見えるばかりでなく、足さばきがよくて活動的でもある。



もう一つ大事なことは、股上の深すぎるズボン。
深すぎるとベルトを締める位置が上のほうにくるので、骨盤の上でしっかり止めるわけにいかぬ。



歩いているうちに、次第にずり落ちてきてせっかく股下の寸法が合っていても、引きずるようなズボンになってしまう。



ずり落ちないようにベルト通しを下のほうにつけると、ズボンの上の縁が外側に開いて腰裏の部分が見えそうになる。
これを朝顔型ズボンという。
ベルト通しの位置が、ズボンの上端から1センチ以上も下についているようなのは落第。
石津謙介

(><)
数値というものは希望的な数値を口にしたがるものです。
ウエストサイズを尋ねると、限って小さ目に答える人が多い。
体重を尋ねると少な目に答える人が多い。



都合の悪い数値は少な目に口走ってしまう人が多い。
なぜ本当のことがいえないのだろうか?
その反面、聞こえのいい数値は多めにいってしまうのが人間の性なのです。



100メートルを何秒で走れるの?とか、走り高跳びはどれくらい飛べますか?ダンベルは何キロ挙げられますか?などと質問すると明らかに聞こえのいい数値を口にする人がいます。



ゴルファーの場合、ドライバーの飛距離を尋ねると、大方の人は過大に申告してきます。
希望的観測か見栄を張っているのか、アイアンも含め自分の打つクラブの正確な飛距離を把握していない。



把握していないからスコアもよくないということですね。
“ゴルフは心の格闘技”こんなところにも謙虚さが求められるのではないでしょうか。

ki銀次郎

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