2015年1月29日木曜日

しない生活(小池龍之介)

つながりすぎない、イライラしない
言い訳しない、せかさない、比べない


ときどきこういう文章を読んで、
自分をみつめなおす時間も必要かも?
ki銀次郎







~他人へのイライラは、その人と自分の煩悩の連鎖~


「これは許せないッ、イライラ」
私たちはいろいろなことで他人に対して腹を立て、心乱します。
では、相手の何がゆるせないのか冷静に分析してみますと、それは、相手の煩悩だとわかることでしょう。



たとえば「ネチネチした嫌な言い方をしてくるのがイラつく」。
つまり相手の「怒り」の煩悩が許せない。
「政治家や官僚が不当に私服を肥やしているのがイラつく」。
つまり相手の「欲望」の煩悩が許せない。



「いつもモタモタして、失敗してくれるのが不快」。
つまり相手の「愚かさ」の煩悩が許せない。



ここに挙げた「怒り」「欲望」「愚かさ」の三つの煩悩は、
仏教で心を分析するための基本要素です。



それをふまえますと、私たちが他人にイライラするとは、
「相手の怒り、欲望、愚かさに対して、我が怒りの煩悩が連鎖している」と言い換えることができそうですね。



私たちは他人の煩悩に対しては、ずいぶんと敏感に察知するうえに、手厳しく怒りを返すのです。



注意されると、イラッとして言い訳したくなるのも、注意する人の怒り、つまり攻撃性を察知しているから。
あるいは、約束を破られたり、嘘をつかれたりして腹が立つのも、
相手が欲望を優先しているのを察知するから。
他人の失敗が許せないときも、愚かさを察知するがゆえに、怒っているのです。



「許せないッ、イライラ」となるたびに、この連鎖を自覚することをお勧めします。



「なるほど、怒りに対して怒っているんだな」
「欲望に怒っているんだな」
「愚かさに私の怒りが連鎖しているんだな」などと。



原因と結果、つまり因果がわかれば、落ち着くはずです。
小池龍之介

(><)
先日、1日で3回も腹を立ててしまいました。
通勤で原付バイクを運転しているとき、温泉のレジに並んでいるとき、あともう一つは思い出せません。



腹を立てた瞬間、「自分は修行がたりないなぁ~」と反省はするものの、なかなか治らないものです。
自分が正しい、いや自分の方が正しいという気持ちを持っているからなのでしょうね。



腹を立てないで生活するように努力している毎日です。

ki銀次郎

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