2015年1月15日木曜日

石津謙介の男のおしゃれ実用学

~上着との優雅な関係~



服を上手に着こなすコツは、上着と替えズボンとをどのように組み合わせて活用するかにある。
濃い色の上着に淡色のズボンというのが従来の考え方であったが、最近は上着よりも濃い色のズボンをはく人がふえてきた。



下半身の色が濃いほうが何となく安定感があって、これならば街着やオフィス着に着ても落着きがあるからだろう。



しかし、この時は上下の色にあまり差がないということが大切で、色調に差があるほど、スポーティな感じになると思えば間違いはなさそうだ。



色もやはり同系統の濃淡が一番無難のようだが、上着に柄ものを使った場合は、ズボンは無地もの。
無地の上着には小さな格子だとか、細い縦縞というのが常識。





ちょっとおしゃれをしてみたいと思うお方には、上着にやや大きい千鳥格子、ズボンのほうには遠く離れると無地に見えるほど細かい千鳥格子を組み合わせるという気どったやり方はいかがなものであろう。
この場合も、上下の色はやはり同職にしたいものだ。
石津謙介


(><)
イタリアの伝統的に用いられている色の組み合わせ方
「マローネ・エ・アズーロ」
スーツとネクタイの配色を茶と青で決めるのは定番。



日本人でこの色の組み合わせをしてコーディネートしている男はあまり見たことがない。



Marroneは栗のような茶色、Azzurroは青色のこと。
英 語   ブラウン brown
フランス語 ブラン  brun
ドイツ語  ブラウン braun
イタリア語 マローネ marrone


マローネ・エ・アズーロで粋にキメテみてはいかがでしょうか。
磯辺銀次郎

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