2015年2月10日火曜日

不滅のゴルフ名言集(摂津茂和)

ゴルファーは技術向上にかけて
並々ならぬエネルギーを費やす。

それはゴルフ発祥の時代から変わらない。
ゴルフ上達における歴代の金言は

技術書以上に核心を突く。



Manners Makyth Golfers(ゴルフは行儀が第一)~
スコットランド古諺



イギリス人が好んで使う
Manners makes man”(人は行儀が第一)
という古い諺をゴルファーにおきかえたのが、
ゴルフ・ルールの歴史を書いた名著“Golfers at Law”(1959年)の著者ジェフェリー・カズンズは、この諺をそのまま題名とした
一章をもうけて、そのなかでこう書いている。



「ゴルフにエチケットとマナーズがルールと同じくらいに必要である主たる原因は、ほかのプレーヤーがコースを使用する権利と便宜に対する
心なきプレーヤーたちの、無関心、無知、自己本位、うかつなどによる思いやりの欠如である」



多くのスポーツのなかでもとりわけゴルフにマナーズ(注・マナーは方法、態度のことで、行儀作法はマナーズと複数形にある)が大切なのは、
逆にいえばゴルフは本来マナーズがなければなりたたないゲームであるからだが、かつてR&Aゴルフ倶楽部のルール委員長を長年つとめゴルフ立法の父といわれたジョン・ロウは、
「マナーズは発祥のときからルールに優先する道徳的至上命令
Categolical imperative)であって、もしこれがなかったらゴルフは
今日のような世界的に偉大なゲームとはならなかったであろう」
とさえいっている。



だが、そのマナーズも日本では崩壊の危機にさらされている。
この原因は戦後の急激な高度経済成長の後遺症ともいうべき思い上がった
自己本位で、他人の迷惑をかえりみない社会一般の、
特に若い世代の公徳心の欠如にあるようだ。



そのひとつが、過年ジャック・ニクラス対青木功の、
こともあろうに児童福祉のためのチャリティ・マッチで、
ニクラスの愛用パターを盗んだ大学生事件である。
摂津茂和

(><)
日本のゴルフ場には、無関心、無知、自己本位、うかつ、
これがゴロゴロ落ちているのが形となってはっきり見える場所かもしれません。



私とて中部銀次郎さん、夏坂健さん、鈴木康之さん、古市忠夫プロの本に
出会わねければ、エチケットのエの字も知らず、ゴルフカートに乗りながら大声でジョークを飛ばし、“ナイスショット”“ナイスバーディ”と
大声で叫び、格好も気にしない下品なゴルファーになっていたに違いありません。



「ゴルフは本来マナーズがなければなりたたないゲーム」
ゴルフの伝統とルールを、できるだけ同じ形のまま次世代へ伝えていくことが、我々一人一人プレーヤーに与えられた仕事ではないでしょうか。
ki銀次郎

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