2015年2月13日金曜日

中部銀次郎のグリーン周り

プロも唸った
伝説のアマチュアが
やさしく寄せる
アプローチの極意を伝授




~銀のグリーン~


不世出のプレーヤーであった中部銀次郎は、コースの設計監修においてもその才能を発揮している。
それが形となって結実しているのが、茨城県にある久慈大洋ゴルフクラブ(現・スパ&ゴルフリゾート久慈)である。


(現・スパ&ゴルフリゾート久慈のNO.1中部さんのロッカー)



「パットは感性のゲームですから」



その感性が試されるよう銀次郎は、ひとつのグリーンに複数のマウンドを配したのである。
たとえば受けグリーンの奥にひとつ左右にひとつずつ計3つのマウンドを置く。



「そうすればどこにピンを立ててもラインは複合的になりますから」



フックならフック、スライスならスライスという単純なラインになることはない。
出玉はストレートでも途中から曲がり始めたり、その逆だったり、あるいはスネークに変化したり。



プレーヤーはグリーンにオンしてホッとするのではなく、
そこから新たなイマジネーションが始まるのである。



「戦いというより楽しみ・・・・・だと私は思うのですが」



数理的な解析だけでは答えの出ない複合ラインを、感性で一摑みに出来るかどうかが問われるのである。
心に浮かんだイメージを、自分の技術で表現できるかどうかが次なる関門である。


その結果、想像通りにボールが複合ラインをなぞり、カップに吸い込まれたとき、プレーヤーは何物にも代えがたい満足と喜びを得ることができるのである。



ホールアウトしたプレーヤーの満面の笑みまで含めて、
銀次郎はグリーンを設計していたのかもしれない。
中部銀次郎

(><)
グリーン上でキャディにラインを尋ねると、
「なんで400ヤードも苦労して進んできて、やっとグリーンに乗ったのに、ゴルフの一番の醍醐味をキャディに尋ねるのだろう」
と中部銀次郎さんは首をかしげる。



自分で想像して入るからこそ喜びも倍になる。
ゴルフのそんな楽しみ方を知らないゴルファーがいる。
グリーン上の感性を磨くには、1回でも多くラインを読むことなのだそうです。
一緒にプレーしている人のボールの転がりを頭の中で予測するといいそうです。

ki銀次郎

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