2015年2月26日木曜日

イップス物語(週刊パーゴルフ 3月10日号より)

◆サム・スニード
~イップスから考案された“サイドサドルスタイル”~

サム・スニードは、米ツアー通算82勝。これは現在も破られていない史上最多勝利数だ。



「私は55年もイップスに苦しんできた」と晩年に告白している。
「ある時点で、私はどれだけボールを強く打てばいいか分からなくなってしまった。ありとあらゆる打ち方、モノを試した」



というサム・スニードがつくり出したのが、
「サイドサドルスタイル」
というパットの打ち方だった。

 

ボールに対して平行に立つのではなく、体の正面にボールを置いて構え、前へ押し出して打つフォーム。
サム・スニードがルールに抵触しないスタイルを編み出した。



シニアツアーでも活躍。長い競技生活を送ったが、それでも結局最後まで“イップス”がサム・スニードの中から消えることはなかったという。



◆マーク・オメーラ
~グリップを変えて見事復活~

マーク・オメーラはパッティングイップスに悩み、直すために次々と新しいパター、新しいグリップを試した。



そしてたどりついたのは、“ソーグリップ”
クロウグリップとほぼ同じスタイルで、左手でパターを支え、右手はグリップを親指とその他4本の指で挟むように添えて握る形。

 

このソーグリップでイップスを克服したマーク・オメーラ47歳は、
2004年タイガー・ウッズも出場していた欧州ツアーのドバイデザートクラシックに勝利。



「私は、パットを打つのに5分以上要することもあった。
一時は自爆自棄になって引退も考えた。
マーク・オメーラはイップスを治癒させた数少ない選手の一人。



◆セルヒオ・ガルシア
~平均16回のワッグルから卒業~

ワッグルというより右手の握り直しの動作だが、アドレスに入ってから、何度も繰り返される動作をニューヨークのファンは声を出して数を数えた。



その数は1度のショットにつき平均16回。
20回を超えることもあり、これも“イップス”の一種とされる。

 

タイガー・ウッズに2打及ばずメジャー制覇を逃した当時22歳のセルヒオ・ガルシアだが、その後すぐにこのワッグルの繰り返しを止めることに成功した。



◆ヘンリク・ステンソン
~イップス克服法はショートスウィングの反復~

大きく曲がるティショットで、ラウンド中にドライバーをへし折ることもあった。
ドライバーからパターまで、すべてのクラブを思ったとおりに打てなかった。



イップスに特効薬はない。ただひたすら心を平らにして練習をすることだった。
ショートスウィングを反復することでジャストミートの感覚を取り戻した。

 

2013年には、完全復活を果たした。
ツアー史上初となる米ツアーでFedExカップ制覇と欧州ツアーの賞金王のダブルタイトルを獲得した。
ヘンリク・ステンソンの存在は、イップスに苦しむ選手の希望の光かもしれない。




(><)
“イップス”になったらあなたはどうしますか?
もし自分がイップスになったらと考えると、イップスに関する情報はとても貴重だとおもい取りあげました。



週間パーゴルフ 3月10日号に特集記事が掲載されていました。
上にあげた他にも、トミー・アーマー、ベン・ホーガン、トム・ワトソン、イアン・ベーカーフィンチ、デビッド・デュバル、
ケビン・ナなどもイップスと戦ったそうです。



治療方法をまとめてみると、
「サイドサドルスタイル」
「ソーグリップ=クロウグリップ」
「ワッグルの繰り返しを止める」
「ショートスウィングを反復、ジャストミートの感覚を取り戻す」



以上が事実上の“イップス”治療薬になります。
また、
「あまり性急に結果を求めてはいけない。イップスは誰にでも起こり得ることだ」
と90年代には、多くのトッププロが口をそろえた言葉だった。

ki銀次郎

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