2015年2月20日金曜日

しない生活(小池龍之介)

つながりすぎない、イライラしない
言い訳しない、せかさない、比べない


ときどきこういう文章を読んで、
自分をみつめなおす時間も必要かも?
ki銀次郎






~「もういいよ」のひと言にひそむ、相手を困らせたい幼児性~


「君たちがそんなにやる気がないならいいよ。わかった、もうこのプロジェクトに、君たちは参加しなくていいから」



こんな風情に上司が怒っている場合
「はい、では参加をとりやめます」
という対応は、当然不正解で、さらに怒らせてしまいます。



上司にとっての正解は
「いいえ、やる気はあります。もう一度チャンスをください」
という具合の返事。



「参加しなくていいから」
という突き放しは、
「ぜひ参加させてください」
と相手をへりくだらせるための暗号なのです。



この手の
「もういいよ」
というセリフは深読みされることを期待して発せられる。



回りくどい暗号で他者を従属させようとする思考は、
子どもっぽく感じられるものです。
こういった暗号が癖になってしまう原因は、
幼少時に
「もういいよ」
と拗ねたら、親や友だちが困って甘やかしてくれるという記憶が、業(カルマ)といして刷り込まれたからでしょう。



このように見てみますと、
「自分は情けない暗号は口にしない」
と思い込んでいる、ぱっと見は立派そうな紳士であれ誰しもが案外、回りくどい暗号で他者を困らせる幼児性を持っているのがわかるでしょう。



暗号を解読させて
「いいえ、やらせてください」
と言わせたい横暴ぶりは、本人の脳には
「他者を支配できる」
という全能感の快楽を与えてくれます。



が、そんな脳内遊戯などのために、現実では
「ワガママで扱いづらい人」
として嫌われ、尊敬されません。
(尊敬しているフリはされますけれども、いやはや)。



それゆえ、
「もういい」
と拗ねた暗号を発しそうになる都度、その原因をみつめて思いとどまることです。
「相手を困らせたい幼児性なのだな」
と・・・・・
小池龍之介

(><)
「君たちがそんなにやる気がないならいいよ。わかった、もうこのプロジェクトに、君たちは参加しなくていいから」
どなたも部下や子供に対して、こういう叱り方をした経験はおもちだと思います。



駅のホームやスーパーで、お母さんが子供を叱っているときに同じような叱り方をよく耳にします。
こういう叱り方は「相手を困らせたい幼児性なのだな」だということを自覚しないといけませんね。

ki銀次郎

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