2015年2月12日木曜日

九州の雄・尾家清孝が語る (週刊パーゴルフ 2015、Vol.7)

~新・アマチュアの流儀~




“うまい人ほど素振りの重要性を理解している”

練習場に出かけると、一生懸命にひたすらボールを打ち続けているゴルファーを数多く見かけます。
ボールを打てばショットの結果がすぐに分かるので、スウィングの修正が目的という人が大半でしょう。



日本アマチュア選手権などの競技に出場する社会人アマチュアは、一般のアマチュアの方に比べて練習量がかなり多いと思われがちですが、意外に少ないものです。



普段は練習場には行かないという人も少なくありません。
でもこうした方々は、日ごろの素振りは欠かさず実行しています。



私は毎朝4~5キロを40分かけて速足で歩くことを日課にしているのですが、体がポカポカと温まったその後に、素振りをするようにしました。



素振りに使うクラブはドライバーと5番アイアンの2本がベース。
朝は時間の制限もあり、40~50回の場合もあれば、
10回~20回しか振らなかったりと、かなりまちまちです。





“ショットイメージと素振りをリンクさせる”

素振りで大事にしているのは、クラブをただ漫然と振るのではなく、イメージをしっかり持ったうえで振ることです。



ドライバーを振るなら、自分がよく出かけるコースのホールロケーションを頭の中に描き、打ちたい球筋をイメージしてからスウィングします。



クラブを振った感覚によって、ボールがどのような弾道で飛んでいるかもイメージするのです。
実際にはボールを打っていませんが、ボールを感じる素振りです。



素振りは多くの「気づき」を与えてくれます。
クラブの振り切り感覚とか、体の動きと自分のショットイメージの一体感、スウィングのバランスやリズムなど、ボールの行方を気にしていてはなかなか気がつかないことを、たくさん教えてくれます。



大半のアマチュアの方は素振りの練習はほとんどしませんし、
素振りを軽視する傾向が見られるのは残念ことです。



素振りの練習を工夫し、素振りからヒントを得る。
この愉しい作業が、さらなるレベルアップを約束してくれるものと、私は確信しています。



尾家清孝

(><)
卓球、テニス、剣道、野球、道具を振るスポーツでは“素振り”は重要な練習のひとつです。



高校時代の野球部の練習を振り返ってみると、球を実際に打つ練習は、フリーバッティング、試合形式、ティバッティングだけで、
打った球数を合計して100球には満たない。
あとは素振りで補うという練習方法であった。



素振りはグラウンドでも、自宅でも、来る日も来る日も200回、300回とスウィングしました。
たった1球のヒットを打つために・・・・・



ゴルフもまた同じなのでしょう。
たった1球のナイスショットを打つために“素振り”をしないといけませんね。

ki銀次郎

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