私の義理の息子、ビリー・パウエルは一度もクラブを握ったことがなかった。バスケットボールこそスポーツだと考えていたから。
ところが空軍の勤務中、ハンディ2の友人とゴルフをやってスリルに富んだ経験を味わって、たちまちゴルフの虜(とりこ)になった。
その夜、ビリーが興奮し、電話をかけてきました。
「ハーヴィー、レッスンを受けにオースチン(ハーヴィーの住んでいる所)まで行こうと思っているんだけど」
ハーヴィーは言いました。
「ビリー、クラブセットを送ってあげるから、これで6ヶ月間、ゴルフをやりなさい。レッスンはそれからだよ」
6ヶ月後、ビリーと私はオースチンCCの練習場へ行きました。
ビリーはたずねました。
「6ヶ月間、ぼくはもがき苦しみました。なぜレッスンをするのにこんなに長く待たせたんですか?」
私は答えました。
「これは二度目のレッスンだよ。最初のレッスンは6ヶ月間もがき苦しんだことさ。きみのように別のスポーツで成功したアスリートは、ゴルフを学ぶ前に一度みじめな思いを味わうことが必要なんだ」
古くから格言があります。
「生徒は、先生が現れる前に準備を整えておかなければならない」
(ハーヴィー・ペニック)
(><)教える相手の肉体、性格、環境を把握して、誰も行わないようなことを指導できる人間こそ「コーチ」ではないでしょうか。
私は練習場にるレッスンプロを見ていると疑問しか感じません。
Ki銀次郎
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