2015年7月13日月曜日

竹林隆光の間違いだらけのクラブ選び

棒はどこにでも落ちていた。道具を手にした人類と、
道具をついに使わなかった類人猿。棒を手にした者が勝ちを収めた。

しかし、それが手に余る巨木であれば、どちらにも、意味はなかったはずだ。

使いこなせる技術と、使われる道具の間に、一つの必然性があるのだ。



第3章:硬度の偏見

◆カーボンのほうが軟らかいと感じるカン違い
ヘッド重量が軽いほうがボールは上がるといったが、それはインパクトでヘッドが先行し、ロフトが多くなった状態で当たるからで、当然飛距離は落ちる。


これは上級者にいえることで、反対にアベレージクラスだと、ボールが上がって飛距離が伸びることもあり得る。


これらはすべてシャフトの硬度によるものではなく、ヘッド重量の影響が大きい。


たとえば同じRシャフトでもヘッドを軽くすればSシャフトと同じ効果が出るし、重くすれば実際にはAシャフトと同じである。


だから、シャフトを硬くしようと思ったら、交換しなくても、ヘッド重量を重くしたり、あるいはグリップを取り換えただけでも、十分に効果はあるのだ。


ジャック・ニクラスはこの方法を利用している。
彼はシャフトが軟らかく感じてきても、硬いのと交換したりはしない。グリップエンドにナマリを入れて硬さを調節している。



シャフトの硬度で、もう一つ間違って理解されているのは、スチールよりもカーボンのほうが軟らかいと思われていることである。


これは、軽いほうが軟らかく感じられることから生じるカン違いである。
よく「カーボンシャフトは柔らかいから自分には合わない」ということを耳にするが、大きな間違いである。


必ず、他に原因があるはずだ!


たとえばクラブの長さとか、トルクとか・・・・・
竹林隆光

(><)
シャフトの知識を私なりにまとめてみました。
シャフトの硬さは、柔らかい方から(J...)R.(SR)...(XX)と表示される。



ねじれ方向の硬さの単位はトルク(torque)です。
トルクが小さいシャフトはスウィング時の「ねじれ」が小さく、トルクが大きいと「ねじれ」が大きくなり、ねじれ戻りの力が飛距離アップを助けるという理屈が成り立つ。



シャフトのキック・ポイント(調子)もスウィングには大きな影響を及ぼします。
ロー・キック・ポイント(先調子)のクラブは柔らかく感じ、ボールを上げるには容易である。
キック・ポイントのことをベンド・ポイント(bendpoint)ともいい、BPという文字で表記されている場合もあります。




ドライバーのシャフトでは、軽いもので50gくらいから重いものだと90gくらいのものまであります。


シャフトはダウン・スウィングの時に鞭のように「たわむ」「しなる」が、そのしなり戻りの力を利用することで、同じ人のスウィングであってもヘッドスピードを10~15%早くすることができるといわれています。


「たわみ」も「ねじれ」も「スウィングアーク」も大きい方が生み出すエネルギーは大きくなり計算上は飛距離が伸びるはず(ミート率も同じという条件)



しかし「たわみ」も「ねじれ」も「スウィングアーク」も大きいとコントロールは難しくなります。


自分にあったクラブ作成を考えるとき、シャフトの長さ、シャフト硬度、シャフト重量、ヘッド重量、重量配分(バランス・ポイント)キック・ポイント(調子)、トルクなど全てに注意をして選ぶ必要があると思われます。

ki銀次郎

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