2015年8月27日木曜日

中部銀次郎「ゴルフの極意」著・杉山通敬

「コートを着たまま練習することでスウィング軸を安定させる窮屈感を知る」
「難コースも18人の美女に見立てて口説くように攻略すれば上手くいく」
「大叩きは技術ではなく心の問題」
中部銀次郎


【76頁 本文より】
~ルールについて~

「ルールは法律みたいに悪人を罰するためにあるのではない。プレーヤーを救済するためにあるんです。救済を受けるには“正直”であることが大前提になる」


「すべてのルールは、すべてのゴルファーが“正直”であるというという大前提のもとに取り決められている。この提案条件がなくなったら、ゴルフはオシマイです」


「仏教では“いちにんを慎む”ということをいうそうだ。人間、いちにん(すなわち一人)の時に勝手きままなことをやりだすから、よくよく身ぎれいに振る舞っても、いちにんになった時に突如として“悪魔のささやき”が聞こえてくる」
(いちにんを慎む=人の見ている時だけではなく、自分一人しかいない所でも、人間としての道にそむかないように行動を慎む)


「誰も見ていないのだから、打ちやすい所へ出して、知らんぷりして打っちまったらどうだね。おや空振りしたな。誰も見ちゃあいないぞ。だから数えるのはやめておきな」
「ボールのマークをカップに近づけて置いたな。ナニ誰も気づかないさ」


そのささやきに耳を貸したら「ゴルフはオシマイ」
中部銀次郎

(><)
ゴルフはなにも特別なエチケットやマナーを要求してはいない。まったく日常生活と同じなのだ。


しかし、上辺だけのルールやマナーの知識をちらつかせてはいるが実行できない人が多い。ゴルフプレーにおいてそういう人をたくさんお見かけしてきた。


“いちにんを慎む”ゴルフはこの言葉に尽きるのです。
打ちにくい今の1打を避けて通れば、それが2回、3回と訪れたとき、以前より避けてしまう心が上積みされて増幅してしまうことを覚えておかなければならないのがゴルフ!


それを目の前の“楽”を求めて、なりふり構わず行動をとってしまう輩が多い・・・・・ことゴルフになると。


ゴルフは
“正直に”
“いちにんを慎む”
“李下に冠を正さず”
この精神を学ぶ人生学習塾なのである。

ki銀次郎

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