2015年8月25日火曜日

◆CATレディース(優勝 服部真夕)

CATレディース、大箱根CC(6701ヤード、パー73)で2015年8月21日~23日で開催されました。
新境地でつかんだ1勝だ。2位から出た服部真夕(27=LIXIL)が5バーディー、1ボギーの69で回り、通算14アンダー、205で今季初勝利を挙げた。

5月に師匠の岡本綾子から独り立ちを決意。アプローチイップスを受け入れて自慢のショットでカバーし、3年ぶりとなるツアー通算5勝目を逆転で飾った。

涙は出なかった。服部は「涙より、やったという達成感が強かったですね」と言った。1、2番の連続バーディーでトップに立つと、9番パー5で底力を見せた。第4打をグリーン奥のカラーからパターで転がした。ピンまで25メートル、ラインはきつい下り。「寄せるというよりグリーンに止めるイメージ」で4メートルのオーバーに抑え、パーパットもねじ込んだ。「いやー、大きかったです」と振り返る。


5月、岡本に「自分でいろいろ考えながらやっていこうと思います」と伝えた。07年のプロテスト合格から教えをたたき込まれてきた“一番弟子”だが「岡本さんに甘えていた部分があって、自分で考えるということをあまりしていなかった」。そんな服部の決断に理解を示してくれた師匠に「本当にお世話になってきて、いろんな部分で心配をかけてしまったけど、こういう風に結果を残せたので、感謝を伝えたい」と、あらためて口にした。


2年前から軽いアプローチイップスに悩まされてきた。昨季パーオン率は日本人トップの3位に対し、リカバリー率が規定ラウンド数を満たした選手で最下位の92位。第2日の10番ではラフからのアプローチで「2度打ち」もした。だから、自分で考えて前日10番で選んだ58度のウエッジではなく、ピッチングウエッジを抜いた。ピンまで3メートルにつけ、バーディーを奪った。


「悪い自分を認めないのは現実逃避。アプローチがダメでも勝てる。ショットでカバーすればいい。アプローチはいつ直るか分からないから、これからもお付き合いしていきますよ」。晴れやかに言ってみせた。
【亀山泰宏】

(><)
服部は今年、9試合連続予選落ちなどを経験している。いわゆるどん底を味わった。


2年前は、岡本綾子チルドレンとして表純子、森田理香子、若林舞衣子らとともに活躍していただけにそうとう辛いものがあったと思います。


先週のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントで、今季初となる優勝争いを演じ、心情的にも勝ってほしいという気持ちで観戦していた。

服部は、めったに笑う選手ではなく、その淡々したプレーぶりが私は大好きなのです。
今大会で優勝したときは、自分のことのように嬉しかった。


勝って涙を流すことなく、達成感が優先するということは、想像以上の苦しみを乗り越えたのではないだろうか。
こういう選手を見ていると、わたしは勇気をもらえるので本当にありがたい気持ちでいっぱいになる。
次は、諸見里しのぶと馬場ゆかりプロにエールを送ります。

ki銀次郎

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