プロも憧れた伝説のアマチュアゴルファーは、
こうして強くなった!(中部銀次郎)
“雨のドライビングレンジ”
1978年、日本アマ選手権は三好CCで行われた。
この時、大学3年生だった湯原信光は残念ながら予選落ちを喫した。
試合会場を立ち去る気にはなれなかった湯原信光は、決勝ラウンドの雨の降る朝、ドライビングレンジへ足を運んだ。
当然のように、各選手は屋根の下で肩慣らしをしていた。
そんな中、ただ1人屋根のない打席で雨に打たれながら練習をする男がいた。
湯原信光はぼうぜんとした。
雨の中でプレーするのだから早く慣れておいたほうがいいに決まっている。
雨の中でプレーを始めれば違和感を覚えるでしょう。
それがミスの原因になりますから。
中部銀次郎は日本アマ選手権で6度目の栄冠を獲得した。
湯原信光は雷に打たれたようなショックを受けた。
勝つためにここまでしなければならないのかと・・・・・
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