2013年6月24日月曜日

『GOLF MANNERS』

『次世代へ正しいゴルフを継承する』
「ティショット」
ティインググラウンドの台地には、たいてい昇り降りするための通路がある。
カート道路側に、階段かマットかラバーチップスの傾斜を設けてある。
わざわざそうしてあるということは、
「ここ以外のところでの昇り降りは遠慮してほしい」
というコース側のメッセージである。
ここ以外の斜面の踏み崩れや芝生の傷みを避けるためである。
専用の昇降口があるのだから、
そこ以外のところを通るべきではない。

ティショットを終えて前方斜面から駆け降りてはいけない。
前方斜面は「通り抜け禁止」の表示がなくても通り抜け禁止である。
ここをみんなが通ると芝が傷み、はげて土が現れ、ティインググラウンド前面の緑の美観を損なう。斜面は雨などで土が流れやすく、もともと芝の根が浮きやすいところ。スパイクで踏みつけると土砂がますます流れやすくなる。

そのためにティインググラウンドには昇降口があり、側道が設けてある。
ティンググラウンドの前方の角の芝がはげかかっていたり、すでに芝のなくなっているのをよく見かける。

原因はもちろん昇降口を通らない人のスパイクシューズである。
スパイクで踏む回数が芝の伸びる力を上回った結果である。
毎日加えられる踏圧によって土壌が硬化し、芝が生育困難になっている。

コース内でこういう状態のところにさしかかったら、またぐかよけてとおるべきである。
はげてはいても、土中には芝の根がある。芝は芽を出すのを止めたわけでなく、人がそこを踏むのを避けて養生すれば、芝はまた出てくる。
ゴルファーならこのくらいの優しい心は必須条件である。

芝がちゃんとしていてくれてこそ、ゴルフが楽しめるのだから。

(>_<)
ナイスショットした人のほぼ100%は、ティインググラウンド正面からフェアウェイに向かって歩いているような気がします。

私はこの章を知って、大反省いたしました。

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